序章

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そんな毎日の中で欠かすことが出来ず、譲ることの出来ないものが、読書である。 私の趣味である読書、その中でもとりわけ好きなファンタジー小説のように、ハラハラドキドキな冒険や、美形の男たちに守られ恋するストーリーには憧れる。 そんなことは絶対に起こるはずないし、夢みているわけでもない。 気付いているからこそ虚しい。 それでもファンタジー小説が好きなのは、やはり夢みているからだろうか。 私を護ってくれる王子様や、魔法や異形が存在する世界。 そんな夢の世界を…。
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