始まり始まり

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カンカンカン!!!!!! ベランダの方から聞こえた。 多朗ちゃんとアッキーはゾッとした。 『マリーさんだ!!!!』 二人はベランダを出ると顔面にパックを付け頭にはカーラーを沢山付けフライパンにお玉で音を立てていた。 「あんたらねぇ朝からイチャイチャうるさいのよ!!!!慧ちゃんがいなければ収まらないなんて……ほんっと駄目人間達ね!!!!慧斗ちゃんもああなっちゃ駄目よ~。」 すると多朗ちゃんがぶちギレてこう叫んだ。 「あんたこそ働いてる仕事どう考えてんの?確かに子持ちだから週一でソープ嬢なのは分かるけどさあんたの子供さん15才でしょ!?僕達よりも悪影響だよ!!!!」 マリーさん本名真理子さん13才の時に子供が出来15才の時に年齢を詐称してフーゾクという僕には良く分からない仕事をしている。 だけど仕事で多朗ちゃんとアッキーが居ないときにはマリーさんちに僕は預けられている。 なんだかんだ言っても切っても切れない仲なんだと思う。
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