第一章 異世界 第二部 決断

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その日も看守から不味い飯を配膳され、飯を食べていた。 そしたら看守の一人が鉄格子の前に立ち 「オオカミ、出ろ」 と言って独房の鍵を開けた。大神は何が何だか解らないままに二人の看守に両脇を挟まれて移動を開始した。 取調室に来た大神に尋問を担当していた男が 「昨日突然身内と名乗る者が現れた。軍のお偉いさんだ。すぐに釈放する。少し待て」 と言われた。 大神はその言葉に驚きを隠せなかった。しかし、言葉に表すと怪しまれる為にあえて黙っていた。 そんなこんなで荷物がまとまり大神は移動させられ正門の方に移動させられた。 正門に一台の車が止まっていたがレトロ感をかもし出していた。 車から人が降り、すぐに大神の目の前に来た。すると大神の後ろに整列していた看守が一斉に敬礼をした。 敬礼を終えると軍人は大神に近づきいろいろ話をして車に乗せ建物を後にした。
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