99人が本棚に入れています
本棚に追加
「きゃあ!!!」
私は自転車ごと前に倒れこんでしまった。
「いったーーい!!」
周りに誰もいなかったからよかったものの、勢いよく倒れたものだから、膝をすりむいてしまった。
「んもう!なんなのいきなり!!」
勢いよく振り向くと、そこには誰もおらず、向こうのほうに走り去る人影だけが見えていた。
「最低!!ぶつかっといてあやまりもしないなんて!!慰謝料請求してやろうと思ったのにーーー!!あ!もしかしてスリ!?」
慌てて自分のカバンの中にある財布を見た。
「よかった…すられてない…あれ?これなんだろ…」
ふと横に目をやると、きらりと光るものが…
最初のコメントを投稿しよう!