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「そうだ…俺みたいな人は他にもいますか?」
情報が少しでも欲しかった。ゲームの基本は情報収集である。ここが現実かどうかわからないが、何をしてよいか分からない時、智史はゲームでは情報収集からやり始めるので、それと同じ様にやっていこうとした。
「隣り町にサキと同じカッコした銅像あるぞ」
リラがいうと
「あぁ…田中勇夫の事だね」
トメさんが思いだした様に言った。
「田中…勇夫…?」
なんだかうさんくさい………………あっ!!
田中勇夫といえばうちの会社の社長じゃん!なんでここに銅像があるんだ。おかしすぎるだろ。
智史が頭をかかえていると、リラが頭をなでてくれた。
「サキいこう。なにかわかるかもしれない」
リラの言うとおりだ。手掛かりはあったんだ。進むんだ。まだスタートすらしていないのだから
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