王子と姫

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私が通う女子校は ちょっとした進学校。 私は大学に行きたい訳じゃない。 この高校は 就職にも素晴らしい成果があるんだ。 私は 3年前に事故で両親を無くし 天涯孤独の身だ。 運良く 母さんとここの理事長が親友だったから 入学させてくれた。 寮生活とはいえ 毎月の学費を出してもらっては 心が痛い。 だから 私は 理事長から特別に許可を貰い アルバイトで学費を払っている。 この 騒いでいる人達には そんな姿は 見せない。 「きぬちゃぁん!」 校門から 可愛い女の子が 走ってきた。 .
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