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『…凛。おはよう。』
濃茶の長い髪を揺らし 私より小柄な彼女は 親友の姫宮 凛。
私のことを唯一 名前で呼ぶ。
「きぬちゃん。今日の放課後 生徒会があるけど 出席出来そう?」
私の腕に彼女は腕を絡ませ 私の顔を見上げる。
それはそれは…可愛いらしく…
『うーん… ちょっと厳しいかな…今日はバイトがあるから…ゴメンね?』
「いいよ!私が何とか頑張るから!きぬちゃんは心配しないで。」
凛は優しく微笑むと 大きく頷いた。
凛はこの学園では【姫】と呼ばれている。
可愛いらしい外見もあるけど 誰にでも優しく明るく接するところが魅力的。
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