王子と姫

4/5
前へ
/15ページ
次へ
『…凛。おはよう。』 濃茶の長い髪を揺らし 私より小柄な彼女は 親友の姫宮 凛。 私のことを唯一 名前で呼ぶ。 「きぬちゃん。今日の放課後 生徒会があるけど 出席出来そう?」 私の腕に彼女は腕を絡ませ 私の顔を見上げる。 それはそれは…可愛いらしく… 『うーん… ちょっと厳しいかな…今日はバイトがあるから…ゴメンね?』 「いいよ!私が何とか頑張るから!きぬちゃんは心配しないで。」 凛は優しく微笑むと 大きく頷いた。 凛はこの学園では【姫】と呼ばれている。 可愛いらしい外見もあるけど 誰にでも優しく明るく接するところが魅力的。 .image=273482808.jpg
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

558人が本棚に入れています
本棚に追加