参観日

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喧嘩を売って来たグループが… 「全滅してる…」 それも、一人一人がぐちゃぐちゃにされていて、ほぼ原型をとどめていない。 「…なんか、見覚えある光景だ」 「滋賀さん、なんかヤバいっすよ!帰りましょう!」その時、子分の一人の叫び声が聞こえる。 「がぁぁぁぁぁ!」 次々と倒れて行く子分達。「なんだ?」と、愛用武器の乱暴に釘の刺さった木製バットを握りしめる滋賀。 バイクのライトに細身のシルエットが浮かぶ。そのシルエットが滋賀を指差すと、指がスルスル伸びて滋賀を襲おうとする。 滋賀は、「うらぁぁ!」っと伸びてきた指をバットで殴る。 すると指はまたシュルシュルと元の長さに戻る。 滋賀の方にゆっくり近づいてくるシルエット。 「お前は!あんときの先公!」 「君は…あのときの子供か。そうか生きていたのか。では…殺させていただきます!」象のような怪人(エレゾウニクス)に変身する田中。
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