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「…そうか…君だったのか…よかった…」
「俺が…何だって??」
「は…はやく…変身して…変身して戦うんだ!き…君はあいつに大事な人達を奪われたんだろ?」
「へん…しん?」 ベルトから、まばゆい光がでて滋賀を包む。光が消えると、滋賀の体はさっきの(彼)になっていた。
「よかっ…た…」変身を見届けた男性はゆっくりと倒れて、二度と動かなくなった。
「体が…変わった!」変身した自分の手を眺める滋賀。
「お前も変身できるのか!」ふらふらと歩み寄ってくるエレゾウニクス。
キッと、エレゾウニクスの方をむく滋賀。左足を曲げて前にだし、地面を踏みしめる。右足は思いっきり後ろに伸ばして地面を踏みしめる。両手は、サーフィンのような格好。
「はぁぁあぁぁぁぁっ!」走り出す滋賀。走ってる最中、右足が紫色に燃え上がる。両足で勢いよくジャンプ。燃え上がる右足をつきだして跳び蹴りの体勢。
「おらあぁぁぁぁぁ!!」 キックがエレゾウニクスに炸裂! 紫色の炎をあげて爆発する。その炎の中で立っている滋賀(まだ変身したまま)。
その直後、巨大なトラックが二台走ってきて、中からアリの顔をモチーフにしたであろう仮面(フルフェイス)をつけ、マシンガンのような物を持ち、防弾チョッキでできた服で首から下を包んだようなのがぞろぞろ出てきて、滋賀を円形に囲って銃を向けて、言った。
「動くな!」
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