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トラックから、古いアニメに出てきそうなクルクルメガネをかけた白衣の男が降りてきた。
「初めまして、ちょい手荒な歓迎やったかな?すんまへんでしたな。」
マシンガンを持っていたアリのフルフェイス達に合図して、武器を下げさせる。
「僕は、南道(みなち)いいます。よろしゅうな!…で、あんさんの名前は?」
バックルを外して変身を解く滋賀。
「俺は、滋賀だ。」
「じゃ、滋賀はんって呼ばせてもらいますしな?さて滋賀はんは今、頭ん中が疑問だらけでっしゃろ?とりあえずトラック乗ってもらえまへんやろか?基地に案内しますさかいに。道中、わてがあんさんの疑問を解決させまひょ。」
「基地?」
「我らが(SET)本部ですわ。」
「…さっきまで、俺に銃を向けてたやつらとか?」
「いやいや、セットガンナーの皆にはセットキャリアー1号に乗ってもらいます。わいらは2号に乗りまひょ」
「セットキャリアー?そのトラックがか?」
「ただのトラックちゃいまっせ!」
セットガンナー部隊が1号に乗るのを確認して、バットとトクをかついで2号に乗る滋賀。滋賀の後について行く南道。
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