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一段にトクを寝かせ、二段目に横になる滋賀。南道はさっき部屋からでていった。
衝撃的な数時間を過ごし、眠れるはずがないと思っていた滋賀も、いつの間にか眠っていた。
どれだけ眠っていたか分からないが、数時間後に南道に起こされた。滋賀は、大がかりな機械で身体中を検査させられた後で、意識の戻っていたトクと共に家にセットキャリアーで送り返されることとなった。
ぼんやりしたまま家に入っていくトク。
それを見届けた滋賀は、セットキャリアーに再び乗り込んだ。セットキャリアは次に滋賀を彼の家の前に降ろすと姿を消して飛んでいった。
滋賀家の電話がなる。
「はい。」
「もし、また滋賀はんが危のぉなったら助けに行かせてもらいまっさかい!」
「お前!なんでうちの番号を!」
ツーツー
「…」
SETに初めて少し怖いと…いや、キモいと思った滋賀だった…
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