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「お前…全部終わってから出てきやがって!」 封我に変身していた青年が、大型トラックから出てきた白衣の男に怒鳴った。 白衣の男は青年と同い年か、少し上くらいか。 「いや、すんまへんすんまへん。ちょっと道が混んでまして」 「俺の目の前で空から来たくせに、コノヤロ!…どうせつまんねぇ理由で遅れたんだろ?」 「いや、お気に入りの人体模型が壊れてしもて、修理を…ね。」 「何が…ね、ふざけんな!!」 「毎月頑張ってコツコツ作っていったのに…」 「それ、そこらの本屋で500円くらいで売ってるやつじゃねえか?化け物退治とそれ、どっちが大事だ?」 「…えっと」 「悩むな!」 二人の周りを白衣の男と同じく大型トラックから降りてきた黒ずくめの男達が火炎放射器で殺菌していく…
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