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「あぅ……」
美希は伏せってしまった。
俺は美希の隣の席に座り、美希の肩をポンポン叩く。
すると美希は顔を上げて、俺に抱き着いて来た。
「恥ずかしいけど……凄く嬉しかった……!」
「それは良かったけど……一回離れてくれないか?このままだと危ない」
椅子に座った状態で抱き着かれたから、倒れそうなんだよね。
テーブルに手を掛けているからかろうじてセーフだけど。
「あっ……ごっ、ごめんね」
「いやいや、抱き着かれたのは俺的に嬉しかったからな」
「藍沢がカッコイイ事言うからつぃ……」
「美希って二人っきりだと甘えて来るんだな」
「二人の時くらい藍沢に触れてたいんだもん」
美希は言った後に照れて伏せってしまった。
愛らしいぜ。
触れてたいなんてそんな事言われたらどうにかなっちゃうかもよ?
必死で止めてるもう一人の自分がいるんだけどね。
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