第2章

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眩しいフラッシュが僕らを照らす。 僕は眩しさに目を瞑った。 「こら遥、目を閉じるなよ」 笑いながら先輩はデジカメを降ろす。 「これ以上注文つけんでください!」 僕は涙声で訴え慌ててその場から離れた。 先輩はデジカメの画像を確認している。 「ふうーーん」 デジカメを見ながら先輩が呟く。 「な、なんすか! 何が写ってたんですか!」 「…秘密」 先輩はデジカメを鞄に直すと再びイヤホンをつけた。 「ちょっと!教えてください!」 泣きそうな僕に先輩は真顔で振り向いた。 「明日な。明日現像して来るから」 そのまま自転車に乗り帰ろうとする。 「せ、先輩~待ってください~」 僕も慌てて自転車に飛び乗ると慌ててその場を離れた。
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