退屈な日曜日

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   *  月曜日、食堂。お昼より少し早い時間。窓際の四人席に腰掛け、携帯電話を開いたり閉じたりする。カヨからの連絡はない。まったく、頑固もの! って……私も、同じか。 「日曜日なに着て行こう……」  テーブルにぐでーっと上半身を預け、ぼんやりと窓の外を見る。青い空、白い雲、開放的な季節。やっぱり白いワンピースとかがモテコーデ? いや、でも白いワンピースは汚す自信がある。生成なら汚しても白よりは目立たないよなあ。あ、それとも、空みたいなブルー? 「うあー」  いいコーディネートは全然浮かばない。カヨなら、きっと可愛いコーディネートができるんだろうなあ。はあ、とため息をついて姿勢を戻す。 「わっ」  するとテーブルを挟んで向かいにカヨがいた。びっくりして声をあげる。  カヨはむっつり黙ったまま、抱えたトレイをばん、と私の前に置いた。ほうれん草とベーコンのパスタ、豆乳プリンにカフェオレ。この間より、カフェオレが一品増えている。カヨは乱暴に椅子に座ると、小さな唇をぎゅっと噛む。  私は、日曜日のことはあまり気にしていなかった。ムカつくけど、カヨと付き合うにはいちいち気にしてなどいられない。だっていちいち気にしていたら、きっとハゲるもの。 「カヨ?」  子犬のようにぷるぷると震えるカヨ。心配になって声をかける。カヨは小さな口を開いた。
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