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辺りを見回しても、拓真さんの姿が見当たらない。
僕は、幸音ちゃんに尋ねた。
「あの…、拓真さんは…」
「へ?拓真君?拓真君だったら、歩夢君と入れ替わりでトイレに行ったよ~」
入れ替わり…。
早く会ってみたいのに…。
「なんで?」
「拓真さんって、僕の先輩だから、会ってみたいなぁ~って…」
「ふ~ん。会った事ないんだ~」
すると、スタジオの入り口がキィっと音を立てた。
そこには、僕の憧れの先輩、拓真さんが立っていた。
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