秘密

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「ほら!!今月号の『〇コラ』歩夢君が載ってるよ!!」 「マジ!?見せて!!」 「や~ん!!可愛い!!」 「彼氏にした~い」 「ねっ!!歩美」 私の席の前で『歩夢君』の話しをしていた友達が、不意に私に意見を求めて来た。 「へっ…!!あ、うん…」 私は、過剰なほど驚いてしまった。 「ダメダメ!!歩美は、あんまりそういうの知らないんだから、手加減しなくちゃ」 もう1人の子が、フォローをしてくれた。 「そうなの?あ、歩美真面目だからね~」 「あはは…」 友達に、曖昧な返事を返した。 「でさ~…」 話しが元に戻ると、私は一言ついた。 それを見計らって、廊下から可愛らしい声が私を呼んだ。
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