よんわ

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よんわ

なかなか来ない衝撃に疑問を感じ、俺は恐る恐る目を開いた。すると口に手を当ててニヤニヤしながら笑っていた。俺が見ている事に紅斗が気付くと爆笑に変わった 「うっは!マジビビってるし!うけるわ!」 「おま、本気で怖かったんだからな!」 俺の言葉を聞いていないのか紅斗はテーブルをバシバシ手で叩いていた。壊れても良いや、弁償してもらうだけだし 「ハァ…笑い死ぬかと思った」 「そのまま逝けば良かったのに」 「てめーバラすぞ」 「良いよ、通報してやるから」 なんて低レベルな言い争いが可笑しくて、今度は2人で笑う。それからくだらない話しをしたりしているとあっという間に外は暗くなった 「つー訳で泊めて」 「断る」 んだよケチー!とか言ってかなり怒っているが、さっきの一言が普通だったら泊めてやった。だってクネクネ身体を動かし、お姉系語で言ったから寒気がした 「じゃ、アイツ呼ぼうぜ?なら良いだろう?」 「?アイツって?」 「帝斗(たいと)だよ帝斗」 アイツか…静かだけど、仲が良い奴らにははっちゃけるタイプ…言わば人見知りのアイツか 「うん、おう!そういう訳だから、じゃぁな」 「って呼んでるし!」 ああ、今夜は寝れそうにないな…と思う俺は、ホロリと一粒の涙が重力に逆らう事も無く頬まで伝ったのを感じた つづく
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