2/7
前へ
/28ページ
次へ
「なんとか、間に合ったぁ。」 奈央は、役員の集合時間ギリギリに集合場所に到着した。 「おはよう。奈央。何か凄い息きらしてるけど大丈夫?」 昨年奈央と同じクラスで仲良くなった、咲希が奈央に話しかけてきた。 「はぁ。はぁ。おはよう咲希。 ちょっと、遅刻しそうになってさっ。 走ってきたんだけど、朝から走るもんじゃないよね。 かなり疲れる。」 奈央は、肩で息をしながら咲希に言った。 「でも、遅刻って奈央らしい。」 咲希は、思わず笑みをこぼした。 「なにそれぇ。まるで私がいつも遅刻してるみたいじゃん!」 奈央は、わざと頬を膨らませ怒っているようにみせた。 「だってそうじゃん?この間の役員会も遅れそうにってたし。」 「だってあれは‥‥。」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加