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「なんとか、間に合ったぁ。」
奈央は、役員の集合時間ギリギリに集合場所に到着した。
「おはよう。奈央。何か凄い息きらしてるけど大丈夫?」
昨年奈央と同じクラスで仲良くなった、咲希が奈央に話しかけてきた。
「はぁ。はぁ。おはよう咲希。
ちょっと、遅刻しそうになってさっ。
走ってきたんだけど、朝から走るもんじゃないよね。
かなり疲れる。」
奈央は、肩で息をしながら咲希に言った。
「でも、遅刻って奈央らしい。」
咲希は、思わず笑みをこぼした。
「なにそれぇ。まるで私がいつも遅刻してるみたいじゃん!」
奈央は、わざと頬を膨らませ怒っているようにみせた。
「だってそうじゃん?この間の役員会も遅れそうにってたし。」
「だってあれは‥‥。」
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