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「分かってるよ。 別の先生に頼まれ事されてたんでしょ。 奈央は、お人好しだからねぇ。」 咲希は微笑みながら言った。 「なんか、褒められてる気がしないんですけど‥‥。」 奈央は、やっぱり拗ねた顔のままでつぶやいた。 「‥‥‥君達の仕事は、新入生の胸に花をつけることだ。って、 そこの2人聞いているのか!」 役員の仕事を説明していた先生が、奈央と咲希が話しているのに気付いた。 「「はぁい、聞いてます。」」 奈央と咲希は、同時に応えて、顔を見合わせて笑いあった。
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