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気づくと奈央は暗闇の中にいた。 誰もいない。認識できないほどの暗闇。 自分の姿すらあいまいで、この暗闇から出たいのに どちらが出口か分からない。 しばらくすると人影が見えた。 それは・・・・・・・・・奈央の母親の姿だった。 奈央は母親に向かい手を伸ばす。 救いをもとめるように・・・・。 母親は振り向くと奈央の手をはらい奈央に冷たい視線を向けると、 奈央と逆の方向に歩き始めた。 奈央はただその姿を見つめ続けた。
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