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ケンヂはいつも決まった公園で遊んでいました。
ある昼下がりケンヂはいつものように砂場で遊んでいました。
お城を作って遊んでいると、途中でお城が壊れてしまいました。
「あ壊れちゃった…また失敗だ。」
ケンヂがそうつぶやいていると、どこからともなく謎の紳士が現れ微笑むと、ケンヂに優しく聞いた。
「本当にそれは失敗だったのかな??」
ケンヂは一瞬とまどったものの、一呼吸置いて答えた。
「当たり前だよ。だって壊れちゃったじゃないか。頑張って作ったのが全部パーだよ。それよりおじさん誰??」
「おじさんかい?そうだね…おじさんはアンドレとでも名乗っておくよ。」
「ふ~ん、僕はケンヂだよ。おじさんどこから来たの?」
アンドレは持っていたステッキをすぐ後ろのベンチに置きゆっくりと腰かけながら答えた。
「ん~、そうだね、みんなが行きたいと思っている場所からかな。」
ケンヂは話しがよく分からずただ返事をしていました。
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