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プロローグ
「もうすぐ、あの子に会える。神様がわたしに最後を教えてくれたおかげで、ようやく会う決心が着いた。あの日別れたあの子達は元気にしているのかな?」
日中の太陽が照りつけ、海風が吹く中、わたしはその日最後の散歩をしていた。
わたしが道を歩いていくと、すれ違う人達が少し奇異な目で通り過ぎていく。
別段、わたしは普段と変わらない。違うのは明日で終わりということを知ってしまったこと。
今までどれだけ会いたくても会えなかった子供達に最後に会う為に歩き出したというだけ。
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