†サヨナラ†

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赤ちゃんの為…と何とか食事をすませ横になり、暫くただボーっとしていた。 何も考えずにただボンヤリ天井を眺めていた。 そして、気付くと外は夕闇に… いつの間にか私は眠っていたらしい。 人間どんな時でもお腹が満たされれば眠くなるんだな… と、そんなどうでもいい事に感心している自分が可笑しくて 『ふふっ』 静かに笑っていた。 何も食べず、眠りもせずにいたら 思考も普通じゃなくなる事が、何となくわかった気がした。 祐介もこんな気持ちだったのかな。 私に赤ちゃんの存在が無ければ… 祐介と同じになっていたかもしれないな。 守るべきあなたに私は守られていたんだね。 《ありがとう》 お腹に手を当てながら心で何度も言っていた。
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