エピローグ

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そしてもう一つ。 自分にとって大切なものを いつまでも忘れないで下さい。 後悔のない人生なんてないと思う。 その中で、大切な存在を見出していくのはきっと難しい。 でもやっぱり限りある命です。 自分だけの幸せの形を見つけて、その意志を貫いてください。 自分の幸せは自分で決める。 でも、その幸せを応援してくれる人は一生大事にしてください。 最後に。 いつ妊娠しても産んであげられるよっていう状態ではない人は、きちんと避妊をしてください。 小さな命を大切にしてください。 どんな状況であれ、お腹に宿った命はパパとママを愛しています。 その命を望んであげられないと最初からわかっているのであれば、いつか望める状態になったときに宿ってもらえるよう、赤ちゃんに待っててもらってください。 経験はすればいいってものじゃない。 学んだことはたくさんありました。 でも、学んだからこそ 同じ過ちが 悲しみが降り続かないよう叫ぶことしか 私にはできないけれど この小説を読んで、感じ方は個々それぞれだとは思いますが、誰かの悲しみを一つでも未然に防ぐことが出来たら、と思います。
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