衝動

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そんな毎日が続いて、 気づいたら家賃を滞納してまで 遊ぶお金を作っていた。 私は食堂でバイトをしていた。 時給700円。 せいぜい月に4万くらいにしかならない。 お金、降ってこないかな。 そんな時、よくしてくれてた2つ年上の先輩、亜美ちゃんが高校二年の頃キャバで働いていたと話した。 「えっ年はどうやってごまかしたんですか?」 「偽造の学生証だよ。」 「ばれないんですか?」 「私の頃はそんなに厳しくなかったから普通に大丈夫だったよ。」 その夜、私は求人サイトを夜通し見ていた。 いいところがあれば、明日にでも面接に行ってこよう。 【日給35,000円以上。個室待機。制服無料貸与。完全日払い。体験入店可能。お店からのコメント:二月に新しくオープンしたばかりのマット専門のお店です。素人歓迎。学生さんも大歓迎。店内見学だけでもお越しください。まずはお気軽にお問い合わせください。】 へぇ。 そんなに給料貰えるのいいなぁ。 当時の私は、これが風俗の広告だということ、更に言えば風俗がどういう仕事なのかすらわからなかった。 唯一知っていたのはキャバクラ。 元彼が何度も行っていて感想を聞いていたから。 あとは区別もつかなかった。 とりあえず、給料と体験入店だけを魅力に捉え、画面メモした。
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