序章。

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「…リム。」 思わず鳥肌が立つような、殺気に満ち溢れた野太い声。 私は慌てて顔を上げる。 どうやら自分でも気づかぬうちに、机に突っ伏してうたた寝をしていたようだ。 「ひ…姫様!?」 「お早う、リム。今日はよく眠れたかしら?」 先程とは打って変わったような可愛らしい声と、まるで女神のような、美しく眩しい笑顔。 私は知っている。 この笑顔は…
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