序章。

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あ。 ちなみに私、お城で先見師兼姫様の世話役をさせていただいている、リムと申します。 見て分かる通り、私は魔族なんですが…。 この猫のような黒い耳と尾のせいか、よく姫様にからかわれ困っております。 私はこれでも300歳を越えており、16歳である姫様よりは大分大人なのですよ。 しかし、魔族としてはまだまだ半人前の私…。 未だに子供の時の姿のままなのです。 昔から、その事でよく仲間達にも馬鹿にされ、泣く泣く故郷を出てきたのですが…。 占いの能力だけは百発百中!! そのおかげで、先代の王様に雇っていただけたのであります。 私は感激で胸がいっぱいに…
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