世界一

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ある所に親指がものすごくデカい少年がいました。名を親 指太といいました。 指太はいつも同級生から、「親指がデカすぎるよメ~ン!!」と言われからかわれていました。 その度に指太は、からかってくる同級生を得意の毒舌&陰湿な仕返しでこっそり借りを返しはほくそえんでいました。 しかし、指太は自分の親指が太過ぎるのを自覚しており、日々治そうと必死でした。 「くっそ~!俺の親指ってばなんでこんなに太いんざます!」といつも嘆いておりました。 しかし、チビ太…いや、指太には得意なことがあったのです。 そう、マッサージです。 マッサージをする時は、デカすぎる親指が最高のパートーナーになってくれました。 10年後、指太は世界一の指圧師になりました。 指太からの教え:【嘆いてばかりでは始まらない。それを最大限に活かしてやろうと思えば武器になる。】
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