序章

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      真っ白な部屋。   強い、強い光。           横たわっていた、 無機質な台に。           誰も、居ない…?   真っ白な部屋。           「………」   ここ、何処?                               ガチャ…       開いた扉、 向かって右側、銀色の。           「やっとお目覚めか。遅ぇぞ。」           …? ……誰?           「嗚呼そうだ、名前をやらなきゃいけねぇな。」           ……『ナマエ』…?           「お前は、今日から     『久遠』だ。」     「…く、…おン……?」     「そう、それがお前の名だ。   俺の名は――」                           これが、最初の出逢い。   あなたと、私の。      
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