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「くっ‼まぁ良い‼こいつで行こう‼行けっ‼ガンQ‼」
『バトルアナライザー‼オンストール‼』
バトルアナライザーから機械的な声が発せられ、そして目玉だけの禍々しい怪獣が出てきた。
「ガンQ‼行け‼ニセウルトラマンを叩き潰せ‼」
ミチルが指令すると、ガンQは答えるように叫び、ニセウルトラマンに向かって走っていった。
ニセウルトラマンは構えて、突進してきたガンQを両手で防ぎ、そのままガンQを投げた。
「くっ‼」
「どうした?お前の怪獣はザコばかりか?」
聖がバカにしたように言うと、ミチルは鬼の形相をして聖に叫んだ。
「バカに………するなぁー‼」
それに答えるようにガンQは雄叫びをあげて、その巨大な目玉から、光弾を放つ。
ニセウルトラマンはマトモに受けてしまい、ビルに激突するくらい吹き飛ばされる。
「やれば出来るじゃん。」
そう言うと、聖は舌で上唇を舐めた。
「こちらも負けるな‼ニセウルトラマン‼」
するとニセウルトラマンは立ち上がった。
ニセウルトラマンとガンQは真っ正面からぶつかり合い、取っ組み合った。
両者とも互角だ。
「ガンQ‼もう一度あれを撃て‼」
ガンQから、またあの光弾が連射され、ニセウルトラマンに当てる。
ニセウルトラマンは数発食らうとよろける。
そして胸のカラータイマーが鳴る。
「どうしたんだね?君のニセウルトラマンは………まるでエネルギーが足りないみたいだよ。」
「フフフ……。」っとミチルが笑う。
そして膝を着いたニセウルトラマンに、ガンQが容赦無く、殴る蹴るを繰り返す。
「もう終わり?僕の事ザコと言っていたが、君も大した事なさそうだね。」
「くっ‼」
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