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「フフフ……たあいもないなぁ……フフフ……。」
ミチルは不敵に笑う。
そしてミチルが不敵に笑っている間も、ガンQはニセウルトラマンを殴る蹴るを繰り返した。
「クソッタレ……。」
「いくら嘆いたって無駄だよ………君のニセウルトラマンはすぐに殺られちゃうんだから。とどめだ‼ガンQ‼」
ミチルがそう叫ぶと、ミチルのガンQの目玉から、数個の光弾が発射され、ニセウルトラマンに吸い込まれるように命中する。
そしてニセウルトラマンはバトルアナライザーに消えていった。
「さぁ、次はどうするんだい?」
「くっ……ならコイツでどうだ⁉行けっ‼ザムシャー‼」
<バトルアナライザーモンストール‼>
電子音の後、聖のバトルアナライザーから侍の格好をした宇宙人が出現した。
「行け‼ザムシャー‼奴のガンQを八つ裂きにしろ‼」
聖がそう叫ぶど、ザムシャーは頷き、ガンQに向かって行った。
対するガンQは、光弾を連射して追い返そうとするが、ザムシャーの剣術の前では、野球ボールのように弾き飛ばされてしまう。
「何だって⁉」
「食らえ‼」
すると聖のザムシャーはガンQを斜めに斬りつけた。
斬り付けられたガンQは、一瞬怯んだ。
ザムシャーはその一瞬の隙をついて、突きを食らわせた。
突きも食らったガンQは、ビルに激突して倒れた。
「そんな……バカな‼」
ミチルは悔しそうにザムシャーを睨んだ。
「ふっ‼ザムシャーは宇宙剣豪………そんな目玉のおやじには勝てねぇよ。」
「目玉のおやじだと⁉僕のガンQをバカにするな‼」
ミチルの怒りが届いたのか、立ち上がったガンQが、勢い良くザムシャーに突っ込んで行った。
だが一直線に突っ込んでくるので、ザムシャーは隙を着いて、刀をガンQに食い込ませた。
その刹那、ガンQに深い傷を負わせ、ガンQはバトルアナライザーの中に戻ってしまった。
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