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「そう言えばバトルアナライザーによって搭載されてる怪獣は違うんだったな。俺のはどうなんだろう?」
そう呟きながら聖はバトルアナライザーの窓のようなマスを覗いた。
「ニセウルトラマンにゾアムルチにザムシャー………へぇ。結構メジャーな怪獣が揃ってんだね。」
聖はその後、バトルアナライザーを机に置いて、ベッドに横になった。
次の日の学校にて。
「ねぇ聖、本当に昨日バトルなんとかっての買ったの??」
実里が聖に尋ねた。
「バトルアナライザーだ‼バトルアナライザー‼」
「そんな強く言わなくても良いのに……。」
「そうだぞ❗女の子は大切にしないとな。」
実里の後ろで腕を組ながら、うんうんと頷いてる少年は、鎌田妙(かまたたえ)。
聖の無二の親友だが、性格に難有り。
「何で突然現れるんだ貴様は………。」
聖は握り拳を作って言った。
「まぁまぁ良いじゃないか。」
そう言った後、妙は聖の耳元にこう言った。
「お前、バトルアナライザーを買ったか?」
実は、妙にも聖の怪獣好きはバレてる。
最も、それは聖が妙に心を開いたからである。
「あぁ。だからどうした?」
「あのゲームよ、立体過ぎて破壊力有るからな、気をつけて使えよ。」
「バカヤロ。俺は怪獣に関しては一番だ。それ位良いさ。」
「自分はともかく、周りにも気を配れよ。」
「??どう言う事だ??」
聖はそう返したが、妙はポンッと肩に手を置いて、どこかへ消えた。
「??二人で何の話ししてたの??」
実里が聖に言う。
「別に…。」
そう言って彼もどこかへ居なくなった。
そして放課後。
今日は実里が部活なので、一人で帰る聖。
「あれ?聖じゃん❗」
すると前から、明菜がやって来た。
「んっ?明菜か。帰りか?」
「うん。そうだ❗ねぇ、聖今暇⁉」
「あぁ。」
「じゃあ付き合ってよ‼」
そう言うと明菜は、聖の腕を掴んで、歩き出した。
「おいおい❗どこ行くんだよ⁉」
聖が焦って聞くと、明菜はニコッと笑い言った。
「駅前のケーキ屋❗新作出たんだ‼」
明菜はるんるん気分で歩いて行った。
「はぁ……ガキだな……。」
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