風船と手紙

支え

みんな病室に戻った時には遅かった。

彩美と彩美の母が喧嘩していた。

色々な物が壊れる音や怒鳴り声が聞こえる。
看護婦さん達にも手に負えなかった。

4人はせ～のって声を掛けドアを開けた。

彩美は涙で顔がグチャグチャになって息を荒らしてた。

彩美の母は顔を真っ赤にして彩美に物を投げ付けようとした。

なんとか拓海とソラが止めて彩美の母は黙って去って行った。

彩美は安心したかのように泣き崩れ4人は彩美を包み込むように抱き締めた。