招かれた客

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「お送りできるのはここまででございます。申し訳ありませんが、館までは少々歩いていただくことになります。」 大きな鉄の門の前で、俺は降ろされた。鬱蒼と茂った木々の奥に古びた洋館が見えている。 「わかりました。このぐらいの距離、全然平気ですよ。どうもありがとう。」 財布とケータイぐらいしか入っていない荷物を受け取り、今、館への道を歩いている。
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