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タカはオレにしがみつかれ動けない、
オレはだんだん息が荒くなり、顔があげられなくなる
ヤバイ
タカ「祐、大丈夫だから、
祐、俺祐の方向きたいから、
手の力ゆるめて」
タカが優しく言う、
オレはしがみついてた手の力がはいらなくなっていき、
自分を支えられなくなったと思ったら、
タカはそっとオレを抱きしめた。
タカ「大丈夫だから、俺の心臓の音聞こえる?
聞こえたら、次は俺と一緒に深呼吸しよ」
オレは、タカの呼吸にあわせられず咳き込む
タカ「あわてなくていいから、
ゆっくりでいいから、できる?」
オレはコクコクと頷いた。
が、
祐「…ハァ…ハァ……タ…カ……ど……よう」
タカ「祐?大丈夫?もしかして?」
顔があげられず苦しさばかりで目をつむりながら頷く。
祐「ハァ…ハァ…」
タカ「祐…」
トモ「大丈夫なの?」
ますます息が荒くなっていく
成「座らせた方がよくね?」
タカ「うーん…、あ、そうだ成、
こっちの中にちょっと小さな袋があるから出して、
祐、大丈夫?座れる?」
息が荒いまま頷き、中庭のベンチに座らされた。
成「これ?」
タカ「それ!広げて祐の口元で押さえて」
成は「?」いっぱいの頭をかかえて、
小さな袋を広げて祐の口元に持っていった。
成「これでいい?」
タカ「ありがとう成、祐、吸って…吐いて…
トモ先輩も一緒に言ってもらってもいいっスか?」
トモ「おう、祐、吸って…吐いて…」
タカは祐の腕や背中をさすっていた
しばらくすると、
荒かった息がおさまっていき、
成の手をどけて
祐「…ありがとう…もう大丈夫」
タカ「ホントに?」
祐「うん」
トモ「大丈夫か?」
祐「はい、ごめんなさい、ちょっと過呼吸の気があって、
びっくりしたりとか焦ったりするとなっちゃうんで、
みんなもごめんなさいびっくりさせてしまって」
ヒロ「ええよええよ、あやまらんとき」
祐「ありがとうございます、ヒロ先輩」
成「タカいつも持ってるの?」
タカ「まぁ、用心のためにね」
祐「ありがとうタカ」
タカ「いいよいいよ」
そしたら
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