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放課後になり俺達は校長室に向かった
「失礼しまーす」
「あれっ!?鍵が閉まってる」
「んっ?どうしたの?君達?校長先生に何か用?」
「いやちょっと同好会を始めたくてご相談をと…」
「校長先生はお出掛けされてるわ!こっちいらっしゃい!私が聞いてあげるわ!」
「先生は…?」
「ああ!私は久本裕子!宜しくね!
荒川君は担任だからもちろん知ってるよね?」
「は、はい!
…やっぱかわいい。」
「ん?何か言った?」
「いや何でもないッス!」
「さあそこに座って!
どんな同好会を作ろうと思ってるの?」
「地域密着型環境保全活動推進野球同好会です」
「何やら長い名前ね…」
「えーとその…地域なんちゃらは具体的に何をするの?」
「環境保全を第一に考えた野球部です!」
「…なあ美月」
「なに?」
「信二って…どこまで本気なんだ?」
「本当にやる気だと思うよ?あの目は」
「環境保全活動っていうのは関心するわね!ただ野球同好会か…
的場君?何企んでるの?」
「先生…野球がしたいんです…」
「三井…」
「ってバカっ!!ふざけるな!」
バコッ!!
「痛てぇ!!俺を殴るなよ!信二が仕掛けたんだぞ!」
「無視しろスルーしろ」
「続けてもいいかしら?」
「すんません」
「その様子だと昔の事を知ってるみたいね?校長先生から聞いたの?」
「はい」
「わかったわ…校長先生を含めた先生方に相談してみるわ」
「ありがとうございます!」
「なら今日はもう帰りなさい。入学2日目でこんな事するの君達が初めてじゃないかしら」
「そりゃ問題児になる男ですから」
「ふふっ期待してるわ」
「それじゃー失礼します!」
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