893人が本棚に入れています
本棚に追加
今晩は和巳とお好み焼き屋にきている
鉄板焼き『イマムラ』
ここのマスターが実は私達の同級生なのだ
今村鉄矢、33歳既婚者で娘が一人
私達はここの特製『てっちゃん焼き』を二つ頼み、生ビールを飲んでた
『草食系男子使えそうなの?』
『少しマシになったかな今週末うさぎ乃先生に会わすんだけど…』
『問題あり?』
『先生が今大変なのよ…旦那さんと離婚しちゃってね』
『そんな中で漫画描いてたの?すごいな…』
『旦那さん…先生のあの生活が嫌になったらしいの。一緒になった時は、そんな売れてなかったのに、今や漫画界の女王様だもん…仕事仕事で旦那さんと、会話なかったみたい』
『なんか純子達が仲裂いたみたいで後味悪いな…』
『そうなのよ…フォロー出来なかった私が悪いんだけどね』
その時目の前にてっちゃん焼きが現れた
『おまたせ!何深刻な話ししてるの~ビールお代わりか?』と鉄矢が聞いてきた
『おぅ、お代わりだ』
『そろそろ純子の事考えてやれよ、和巳』
『なによ!私べつに和巳にもらってもらうつもりないし!』
『俺はいつでもOKなんだけどな。編集部の鬼はなかなかおとせないよ、鉄矢(笑)』
『泣き虫純子がいまや鬼とはね(笑)時というのは怖いもんだ~』鉄矢は器用にサーバーを扱うとビールを持ってくる
いつもこの話しになっちゃう…とくに鉄矢は小学校も同じだから、泣き虫の純子をよく知ってると言うわけだ
もう私はあの頃とは違うんだよ、二人とも!
最初のコメントを投稿しよう!