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『もうほとんど出来上がってるんですね。今月も反響ありますよ。いい内容です』
『ホント?』
『締め切りまだ余裕じゃないですか(笑)一枚くらいどうってことないですよ、書き直しはもっと派手にいきましょう』
私はネームをもっと大胆にと先生に言ってみた
なんとか気を取り直して先生は仕事し始めた
帰り玄関でリカさんが『立木さん、なんでわかったんですか?この状態』
『先生もうすぐ生理だからよ(笑)そのくらい頭いれとかなきゃ。なにかあったら連絡ちょうだい』
うさぎ乃先生は生理前極端に不安になる人
ひどくなったら病院まで私は調べてる
やり過ぎかもなんて、甘い
そのくらい担当の先生の事は知りつくすものだわ
うちの編集長の徳永の親父は…といってもまだ48。私ほど仕事に力いれてくれないから、私が鬼にならなきゃいけない
私はみんなに言う
『その日に帰りたかったら担当の先生をよく知って先手、先手を打ちなさい!
上手く締め切りに間に合わせて自分に余裕を持ちなさい。ダメなら何日も徹夜することね
でもうちの雑誌でそんな泥くさいことはごめんだから!普通の漫画雑誌じゃないとこみせなさい』
これが私の持論である
そう私の趣味は仕事だ
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