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その店は4台のシマが手前に4列、7台のシマが奥に6列あるだけの小さな店で、色違いのパネルが二種類あるが全て同じ台だった。
全体の4~5分の1程の台がモーニング台で店内に満遍なく配置しているようだった。
モーニングにあぶれた他の客は恨めしそうな視線を当り台に向け、千円分のコインを使いきり他の処女台が無くなると退店していった。
先程までの鉄火場の様相から一転、開店から5分程で店内はモーニング台を掴んだ客だけになり、ボーナスを消化する坦々とした雰囲気に包まれた。
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