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次の朝、バムはまだ生きていてくれました。
おはよう、と声をかけると、苦しそうでしたが、尻尾を振って、おはよう、と返してくれました。
明らかに、昨日より衰弱していました。
「帰ってきたら、すぐ病院にいこうね」
母がそう言ってくれて、私はバムにいってきますを言いました。
苦しそうに、尻尾を振って、くれました。
手の甲を、舐めてくれました。
それが、生きたバムとの最後でした。
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