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しかし、これだけ可愛がっていたのは、家族全体で見た時の話。
中学に上がり、部活があり、なかなか私は、バムと散歩に行くことが出来なくなっていきました。
弟と散歩当番を譲り合い、その間バムは、だんだん暗くなっていく庭で、待っていました。
やっつけ仕事のように散歩に行くようになり、母親が散歩にいく日の割合も高くなり、何度も怒られました。
それでもバムは、簡単に散歩を忘れる私を信頼してくれました。
受験生になり、部活が終わり、早く帰れるようになった私は、バムとなるべく一緒にいるようにしました。
本格的に受験生として勉強に入ると、夜部屋から降りてきた私が「バムちゃん」と呼ぶと、どんなに遅い時間でも出てきて、「お疲れさま」と舐めてくれました。
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