─一段目─

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川 ゚ -゚)「そういえば、君の名前を聞いていなかったな。名前は何て言うんだ?」 今にも首を吊りそうな勢いのドクオを見据えて話すクー それに対してドクオはというと ('A`)「毒男です、ドクオで良いです。」 普通に答えていた 川 ゚ -゚)「ふむ、ドクオか・・・何だか暗い名前だな。」 ('A`)「生まれてきてゴメンナサイ。」 更に沈んでいくドクオ その様子をしばらく眺めていたクーは サッと立ち上がると ふっと笑い ドクオに言った 川 ゚ー゚)「だが、悪くない名前だ。」 ('A`)「え?」 ふっと顔を上げ クーの顔を見たドクオ その表情は 眩しいくらいの 笑顔だった ('A`)「・・・なんという・・・。」 実に綺麗な笑顔だった アレをおかずに三回は逝ける byドクオ 暫くクーの顔を見ていると クーはまたいつもの表情になり ドクオへと言う 川 ゚ -゚)「さて、授業をサボる&未成年の喫煙という事で、君には厳しい処罰を与えなければならない。」 ('A`)ウツダシノウ これがデッドオアアライブか ドクオはそう思った クーは身に付けている腕時計で時刻を確認すると 更に言葉を続ける 川 ゚ -゚)「取り敢えず、焼きそばパン買ってこいよ。」 (;'A`)「凄く・・・パシリです・・・。」 川 ゚ -゚)「生徒会長の命令だ、従え。」 ('A`)「へーい・・・。」 その場から立ち上がると ダラダラと屋上の出入り口である扉へと向かい歩くドクオ クーは そんなドクオを見ながら 少し声を張り上げ彼に言った 川 ゚ -゚)「十分以内に買ってこなかったらのた打ち回らせるからな。」 (゚A゚)「唸れ俺の黄金の脚!」 意味の分からない言葉を発しながら屋上の出入り口から出て階段を駆け下りるドクオ 姿が見えなくなったのを確認すると クーはその場に座り ふっと鼻で笑っていた
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