─一段目─

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(゚A゚)「ウオオオオオオオ!!」 叫びながら廊下を走っているドクオ 実際は走ると先生に怒られるので早歩きである 叫んでいるのは走っている感を表しているのだが早歩きをするとは 流石と言うべきか そんなドクオの前に一人の男子が 教室のドアを開け ドクオの隣に並ぶと 同じく早歩きをしながら話しかけてきたようだ ( ´_ゝ`)「ドックン!どうしたの!声は走っている感を表しているのに早歩きで、しかも俺に追い付かれるぐらい遅いという罠!」 (゚A゚)「兄者どけえええええ!俺は行かなければならないんだあああああ!!」 兄者と呼ばれた男子 本名は流石兄者 これまたドクオと同じ16歳 随分とやる気の無さそうな顔をしている 因みにみんなからは兄者と呼ばれている そのまんまだね! ( ´_ゝ`)「え?どこに?ああ、分かった。不細工の森か、あそこは行かない方が良い、不細工になるから。」 (*´_ゝ`)「って、元から不細工だったな!すまんな!HAHAHAHAHA!」 やる気の無さそうな顔をしておきながらなかなか毒舌であるこの兄者 その言葉を聞き少しムカついたのか ドクオは早歩きをやめると その場で立ち止まってしまった (*´_ゝ`)「あれ?怒った?怒ったの?ねぇ、怒ったの?不細工って言われて今どんな気持ち?ねぇ、どんな気持ち!?」 更にドクオの前に立ち挑発する兄者 ドクオは利き手である右腕を抑えながら 何故か震えている そして兄者の方を見ながら 口を開いた ('A`)「テメェ・・・いい加減にしろよ、俺の力を受けて死にたくはないだろ?」 と言った直後 周りの空気がズシッと重くなり ドクオの右腕には黒いオーラのようなものが纏われていた ( ´_ゝ`)「やってみろ小僧・・・俺の力の前にひれ伏せ。」 その様子を見た兄者は言った その両腕には紅蓮のような紅いオーラが纏われていた どういう展開なんだ
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