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「じゃ、留守番任せたぜ!」
とか言ってる間に魔理沙さんも飛んでいっちゃって。
霊夢さんに比べて、今度は少しだけ現実じみてる。箒に跨っているからだ。箒が飛ぶための道具だということは初めて知ったところだけども。いやいや、飛ぶ箒なんて存在してたまるか。
なるほど、コレは夢だ。
「ならば僕も飛べるでしょう! 夢だから!」
「じゃあ行ってみろ。インザスカイで浪漫飛行だレッツゴー」
「はぁぁ!?」
窓の縁に立ってた僕がアホでした。蹴られて怒っているであろう宗一郎の存在を忘れていた僕がバカでした。
あえなく僕は、清々しいほどに真っ赤に染まった爽やかな明朝の大空へ抱かれたのだった。
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