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一緒に遊んだ、だから友達。
死にそうになったって、泥だらけでへとへとだって関係ない。濁り気のない無垢な心が求めたその行為を遊びと称するなら、僕はそう信じよう。
子供の理屈だと笑ってくれて結構。これは本人の気持ちの問題だ。
だから、フランドールと僕は友達。
だから、僕はフランドールを止めなければならない。
「ぐぬっ……」
渾身の渾身。運動会のマラソンでだってこんなに本気じゃなかったな。
震える膝を掌で無理矢理押さえ込み、崩れそうになる足を爪先で支える。
「ちょっとあなた、何を……!」
銀髪メイドさんが僕を抑えようと手を伸ばした。
しかし、次の瞬間には、僕は駆け出していた。
眼前に広がるのは、僕の友達とその姉が殺し合いを始めようとしている、許し難い風景。
そんな悲しいことは、あっちゃいけない。
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