双六がポケモンマスターになるようです

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わしの名前は武藤双六、しがないゲーム屋をやっている。 最近はゲームと言えばテレビゲームばかりでわしのようなジジイにはよくわからん。 孫の遊戯もカードゲームに飽きてきたのか最近はゲームセンターに通っている。 海馬君だけがたまにカードを買いに来てくれる。 BMGばかりを買っていくがの………。 そろそろうちのゲーム屋も品物を増やしてみるかのぅ……… 遊戯がまだ帰って来ない……最近は帰ってくる時間も遅くなりわしとの会話もほとんどない……… これも反抗期なんじゃろうか? その時玄関が開く音がした…… 「おかえり遊戯。遅かったのう」 遊戯「あ?うっせぇよジジイ!!」 最近の遊戯は口も悪くなってきた。 遊戯「そういやジジイ、小遣い無くなったから金よこせよ!」 「昨日あげたばかりじゃないか……」 遊戯「うっせーよ!!たった3千円じゃ何にもできねーんだよ!!」 「わ、わかったよ…そんな大声ださんでくれ…」 わしは遊戯に5千円を渡した…… 遊戯「これで明日も脱衣麻雀やり放題だぜ!!」 あの可愛かった遊戯はもういないのだろうか……… 遊戯が自室に戻ったあとわしは店の中の商品を眺めながら思い出に浸っていた…… 幼かった頃の遊戯はわしにとても懐いておりそれは可愛かった…… そういえばこの商品もあの商品も遊戯がおもしろいと言ったものばかりじゃ……… カードゲームにすごろくゲームに壷とカード?? これは何かわからんの…… わしは一つ一つに思い出がある商品を眺め……そしてこれらを破棄する事に決めた…… これからはこの店もテレビゲームを主にした店に変えていこう……… 商品を入れ替えて店の新規オープンまであて一日になった。 わしは古い商品を手放す事もできずにすべて倉庫に入れておいた。 新規オープンを海馬君に伝えると海馬君は消え入りそうな声で「これからもBMGのカードだけは仕入れて下さい」と言っていた。わしは海馬君の頼みを聞く事にした。 店の中で新しい商品を並べていると遊戯がやってきた。 遊戯「おいジジイ!!そんな商品入れるぐらいなら俺に金をよこせよ!!」 「遊戯よ……売り上げが上がったらお前にやる小遣いも増えるから我慢してくれ……」 遊戯「あ!?俺は今すぐに金がほしいんだよ!!杏子が妊娠しちまってよ!!めんどくせぇ!!」 「妊娠て……結婚するのか?」
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