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流「はぁ最悪。ほんとサイアク、」
結局最後までされてしまった(チーン
放置された挙げ句ベッドの中で終わるクリスマスなんて、最悪だ
もう何なんだ今日1日
俺にはさぁ
ケーキ食べてシャンパン飲んで、っていう予定があったんだよ
それなのに
それをさぁ
…まぁケーキ買ったなんて言ってないけど
玲「何が最悪だよ。心も体も満足だろうが」
流「心はビミョー」
玲「そういえば腹減ったな。あと数分でクリスマスも終わることだしケーキ食べようぜケーキ」
流「…知ってたんだ」
玲「るったんの事は何でも知ってるんですー」
流「…バカじゃん」
そんなんで機嫌直ったりしないんだから、な
玲「ほーら乾杯。蝋燭も立てる??」
流「俺が消す」
それから適当に切り分けてつつく
うまっ
玲「美味いな」
そーだろそーだろ
玲「俺さーこれでも頑張って早めに終わらせたんだぞ」
あ…そうなんだ
流「でもさ 仕事する事自体どうなの」
玲「そこは悪かったって」
お互い口をモグモグ動かしながら、玲汰が俯きながら笑った
玲「それより時間配分を詰めに詰めて頑張った俺を誉めろよ」
流「はいはい。ごちそーさま」
お皿を片しに立ち上がったら
素直じゃねーの。
とか何とかぼやいてた
わかってるっつうの馬鹿
流「れーた」
玲「ん、 寝るか??」
流「ありがとうって…思ってるから…頑張ってくれて…」
言ってる途中で圧迫も強く玲汰に抱き締められて、次の言葉は出なかった
流「おいっ」
玲「わかってんだよひねくれっ子が」
流「誰がひねくれっ子だ!!」
玲「こんな素直なんてクリスマスファンタジーなのか」
流「玲汰…馬鹿だね…」
玲「るったん、可愛すぎるからもう一回しよ」
流「ヤダ!!」
玲「(即答…) 無理。お前昨日から可愛すぎなんだよ、そんなに俺に絡みたかったか??」
流「…昨日ぐらいいいじゃん いつも我慢してんだし…」
玲「じゃあ俺も我慢しない!!るったん~」
流「やだってお前寝かせない気だろ」
顔中にキスされてもう止められないだろうとわかりながら
不適な笑みに胸を高鳴らせてる自分に
今日は邪魔な感情を持ち込まず従ってもいいんじゃないかって
だって、クリスマスだし
玲「勿論そのつもりですけど」
流「もぉ~」
日付が変わったって朝日が登ったって二人だけの時間は続く
流「ねぇ、プレゼントは??」
玲「…あ」
end
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