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「最近なんかいいね浩介くん」
「そうっすか?」
「いい顔してるよ。もしかして彼女でも出来た?」
「あはは、まぁ一応」
「なるほどね、今が一番楽しいわけだ……可愛いのかい?」
「そりゃあもう!慶助さんびっくりしますよ?」
海は自慢出来る彼女だろう。
俺が自慢出来る彼氏かは置いておこう。
「それは楽しみだ、今度会ってみたいものだね」
「そうですね」
もうすぐで会えますけどね。
慶助さんの驚く顔が楽しみだ。
そして休憩は終わり、再び仕事に戻る俺と慶助さん。
時刻は七時過ぎ、ぼちぼち良い時間だ。
海はまだかな?
あんまり海のことを考え過ぎると仕事がおろそかになるから、頑張って考えないようにした。
しかし、この日海は店に姿を現さなかった。
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