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何で泣いてるんだろ?
「何で…俺の前からみんな居なくなるんだよ…」
えっ…――
昴君はかなりちっちゃい声で言ったつもりだろうけど…
私にははっきり聞こえた…
昴君は…昔何が…あったの…?
「…昴君…?」
返事が無い…
あれ?
「寝てる…
泣き疲れたのかな?
でも…この状態のまま
寝て欲しく無かったな~…」
たぶん私の顔は今すごく赤くなってるだろう…
何でかって?
それは…
支え切れなくなって…
私が倒れたら…その
昴君が…倒れちゃって…
私が…押し倒されてる感じに…
しかも…私の首に昴君の…顔が…しかも…唇が…
無理無理無理無理無理無理!💦
「っ…すば…る…君…」
モゾッ
「っ…ちょっ…動かないで〰」
「…んー…はっ」
バッ
昴君が起きてすぐに私から退いた。
しかも…みるみるうちに顔が赤くなってるし!
それが可愛くて…
思わず…
「クスクス…かわい~😃」
って言っちゃった💕
「…かわいいだと?
誰が…?」
「誰って…昴君に決まってんじゃん?」
そう言ったら…
抱きしめられた…
「ありがとう…」
「えっ…」
まだ私にはこの言葉の意味が分からなかった…
この時…気付いてあげれば…良かった…
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